整体院-team-蒼web担当の岩下です。
いつもブログを読んでくれてありがとうございます。
前回、肩こりについて、色々な原因が考えられる事をお伝えしました。
その一方で肩こり・首凝りを単独で引き起こす筋肉があるという事をお話をしようと思います。
その筋肉は、後頭下筋群(こうとうかきんぐん)といいます。
首の深い所にある短い筋肉です。
後頭下筋群は後頭部にある筋肉で、
「群」という名前の通り複数の筋肉の総称です。
大後頭直筋(だいこうとうちょくきん)
小後頭直筋(しょうこうとうちょくきん)
上頭斜筋(じょうとうしゃきん)
下頭斜筋(かとうしゃきん)
の4つの筋肉から構成されます。
下の図。
それらの筋肉は頭蓋骨から頚椎(けいつい)を繋いでいます。
後頭下筋群は主に顔を上や横に向ける動作で働く筋肉です。
そしてこの後頭下筋群は目の動きと連動して収縮することが知られています。
どういう事かというと、
目を左右に動かすと、後頭下筋群も一緒に動いているんです。
頭をそんなに動かさない繊細な動作も後頭下筋群が働きます。
頭を固定して安定させるのも後頭下筋群が働きます。
パソコンなどで作業する時、目線を動かしていれば、
目の動きと連動している後頭下筋群も働きます。
パソコン・スマホなどで眼精疲労になると後頭下筋群が硬くなりそして筋肉が短くなる事で、
そこから周囲にある筋肉を引っ張り、首の筋肉や表層にある僧帽筋(そうぼうきん)も引っ張ります。そして僧帽筋が緊張していく事で肩まわりも緊張してきます。肩こりにもなっていきます。
下の図。僧帽筋。
また首には頭、目、耳に繋がる神経が集中しています。
後頭下筋群が凝ると、ここに密集している、
後頭下神経(こうとうかしんけい)
大後頭神経(だいこうとうしんけい)
小後頭神経
といった神経が圧迫されます。
これらの神経は頭の後ろ側や耳、目など幅広いエリアを支配している為、
目がかすむ
耳鳴り
頭痛
不眠
吐き気
めまい
など不調が起こります。
眼精疲労でこんな症状が出ていたら、後頭下筋群が原因かも知れません。
当院でリリースしてみましょう。
頚椎と後頭下筋群の話もしていきたいと思っていましたが、ブログの文字数1000文字以内とされていますので、次回お話しします。
本日もブログを読んでいただきありがとうございました。